出品者は、50年あまり、キヤノンのレンジファインダーファンとして過ごしてきましたが、キヤノンの前に初めて買ったカメラがヤシカYEでしたので、各社のライカマウント機に、キヤノン製レンズを装着して楽しんでいました。出品物は、レオタックスボディに、コンパクトな沈胴キヤノン50mm 1：3.5を装着したセットです。低速シャッターはありませんが、日常の持ち歩きカメラとしては、使いやすいセットだと思います。【レオタックスボディ】出品物のレオタックスボディのシリアルはNo.55377で、低速シャッターのないタイプです。多分、K型だと思います。外観には、メッキの劣化がポツポツと全体にありますが、各動作快調です。内蔵ファインダーには、少しゴミが見えますが、クリアです。距離計窓も、クモリが少なく鮮明で、二重像もクッキリしています。シャッターは（白紙をはさんで目視での確認ですが）、ダイヤル各速に応じて変化しています。出品物は、中古で購入時から、底ぶたを開けた部分のカバーが欠落していて、シャッターの張力調整部などが露出した状態でした。普通に使うのに支障はありませんでしたが、もともとのビス穴を利用し、半透明のプラスティック板でカバーしています（8枚目画像上段・中段をご参照ください）。シャッター布幕は張り替えられていて、先幕・後幕ともにきれい（8枚目画像下段をご参照ください）で、シャッター音も静かです。【沈胴キヤノン50mm 1：3.5】キヤノンの沈胴50mm 1：3.5は、各社の沈胴レンズのなかでも、わりとシャープで、当たりはずれのないレンズです。出品物のシリアルはNo.17293、回転ヘリコイドで、珍しいメートル目盛り、最小絞りは16です。外観は、鏡胴部に細かいスレがありますが、おおむねきれいで、沈胴部の動きもスムーズです。レンズ内をLEDライトで前後から照らしてみると、絞りの後ろ側の周辺部に、コーティングの劣化のようなギザギザが見えますが、中心部はクリアです（9枚目画像中段をご参照ください）。マウントアダプターを介してソニーNEXで試写しましたが、絞り開放でも十分にシャープで、f：8に絞ると周辺画質は格段に向上します（10枚目画像をご参照ください。ほぼ最短距離での撮影です）。※すべて現状渡しです。テスト用フィルムを使ってフィルム送り・巻き戻しのチェックをしていますが、フィルムによる実写チェックや、シンクロのチェックまではしておりませんので、すべて現状渡しでお願いします（クレームはお受けできません）。申し訳ございませんが、領収書の発行はいたしません。